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AkrisRium-アクリスリウム-

多忙少し改善されてきたから頑張って更新していきます!!

 

akrisrium


 うぇるかむ!!うぇるかむ!!うえるかむ!!

 こちらはくすぐり小説掲載ブログ"アクリスリウム"です。

 ここでは主に、くすぐりを扱った自作小説を掲載しています。

 ここをご利用いただく前にいくつか注意事項を申し上げます。

 まずは他の方々が不快な気分をなさるような誹謗中傷などのコメント、更には広告の掲載などの投稿はご遠慮ください。

 また、作品の無断転載などもご遠慮ください。

 ここまでご覧いただきありがとうございます。

 以下、TOPページ以外は全てR18指定とさせていただきます。

2014/09/12 管理人akrisアクリス


今後の活動指針

①リクエストの消化&消化

②ブログの移転

③構想段階で止まっている作品の作成

④改名しない方向で←活動中にもケガ病気や多忙等あったので心機一転しようかなぁと思っていたのですが、割と皆さんに名前を憶えていただいているみたいですのでこのままAkrisとして活動していこうかなと思います


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リクエストについて
2017/3/18を持ってYahoo版アクリスリウムから累計し、開設6年目を迎えました。
ということでリクエスト受けをしておりましたが現在停止中
<リクエスト>←クリックでリクエスト専用ページに移動します


『ロビンの試練』

『ロビンの試練』



「何!? ニコ・ロビンを捕まえた!?」
「あぁ、まだ本部には内緒だぜ? この支部の中だけで押さえておけよ?」
ある日の事、海軍の支局に衝撃的なニュースが広がっていた。
「なんでもうちの局長のブライドさんが街中で偶然見かけたニコ・ロビンをあのスヤスヤの実の能力を使って捕らえたそうだ」
「それで、今はどこに?」
「あぁ地下の牢獄だ」
そう、この日、海賊麦わらの一味の考古学者であるロビンは海軍に捕らえられたのである。
この地域にある海軍支局の局長であるスヤスヤの実の能力者ブライドによって眠らされたロビンは現在、海楼石の手枷をつけられ地下の牢獄に囚われていた。
投獄されて数時間後、ロビンは眼を覚ました。
「……はっ!? ここは……」
ロビンの視界には檻と鎖、囚人のような連中が映りこむ。
そしてまたロビン自身もいつの間にか囚人服に身を包んでいた。
「ここは……牢獄? ……どうやらそのようね」
ロビンは自分の手にはめられた海楼石の手錠を見つめながら、とりあえず脱出する方法を考え始めた。
辺りを見渡すと、檻入り口の鍵部分の一回所だけ大きな傷がついていることに気がついた。
何かで檻を切ろうとしたのか。
刃物で裂かれかけていたのだ。
「ここを何とか壊せれば……」
ロビンは少し考えると、海楼石の手錠をその傷に何度も叩きつける。
牢獄内に『ガンッ!!』といった音が響き渡っているが、ロビンはお構いなしに打ちつけ続ける。
暫くすると、鍵は壊れ見事に牢屋の扉が開いた。
アレほど大きな音を立てていたのだが、奇跡的に看守は一人もいなかったために気づかれずに済んだ。
ロビンは素早く牢を抜け出すと、そのまま出口を探す。
数分歩きまわると、一つの階段を見つけた。
その階段を素早く上り、周りに目を配る。
ロビンはすでに気づいていた。
ここが海軍の施設であるということに。
なぜならば囚人服に小さくカモメのマークが入っていたからだ。
一見、小さすぎて見落としてしまうそうなマークであったがロビンは見落とさなかった。
それ故に海軍の人間に気づかれないようにと目を配ったのだ。
誰もいないことを確認すると、出口とみられる門をくぐりぬける。
ロビンが進んだ道はどうやら正解のようで、無事に牢獄を抜け出すことができた。
だが、海楼石の手錠は一向に取れないままだった。
とりあえずロビンはこの施設から抜け出そうと更に進んでいく。
その時だった。
「お、お前はニコ・ロビンか!?」
「あなた達は……誰?」
ロビンを見つけ声を上げたのは3人の下っ端海兵だった。
故にロビンが覚えていないのも無理は無かった。
「まさか、忘れたとは言わせないぞ……むかぁーし、お前には散々な目に遭わされたからな……」
「あぁその通りだ。お前にはたっぷりと礼をさせてもらわんとなぁ?」
3人の海兵はロビンが海楼石の手錠をはめている事に気がつくと強気な態度でロビンに近づいていく。
そして能力の使えないロビンを床に押し倒すと、ひとりがロビンの繋がれた両腕を上に引っ張り、床に押さえつけた。
こうすることでロビンはバンザイの格好で床に寝かされていることになる。
「さぁニコ・ロビン……お前には恨みがたっぷりとあるからなぁ……復讐してやる」
そういうと押さえつけていない残り2人の海兵はロビンの身体に手を這わせ始める。
「俺は腋の下を、お前は足の裏だ」
「了解!!」
2人はそれぞれロビンの腋の下と足の裏をこちょこちょとくすぐり始めた。
「きゃっはっはっはっはっは!?」
突然の刺激に、ロビンは身体を震わせて笑いだす。
これが彼らの復讐なのだ。
「フハハ!! さすがに痛めつけるのは可愛想だからな!! この手でじっくりと苦しませてやるぜ!!」
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! な、なんなのっ!? み、身に覚えがなぁっはっはっはっはっはっはっは!!」
ロビンは覚えてもいない相手に困惑を隠せない。
それも仕方がない。
相手は所詮格下の相手――。
海楼石の影響さえなければ簡単に倒すことができるのだ。
「まさかこんなチャンスが訪れるとはな!! フヒヒ!! 苦しめ!! ニコ・ロビン!!」
執拗に責め立てる彼らの指はロビンに負荷をかけ続ける。
「きゃっはっはっはっはっはっはーっ!! あははははははっ!! ひーひっひゃっはっはっはっはっはっは!! や、やめなさぁっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
ゾクゾクと迫りくるくすぐったさにはさすがのロビンもお手上げ状態だ。
そんなロビンの様子を見て満足そうな表情を浮かべる海兵たちだが、それだけでは面白くないと考えたのか、一旦手を止めた。
「まぁ、ただ単にくすぐるだけじゃ面白くは無いよな?」
「あぁ、全くだ」
「じゃあこうするのはどうだ?」
一人の海兵はある提案を挙げる。
「おいニコ・ロビン、我々と一つ賭けをしようじゃないか?」
「か、賭けですって?」
「あぁ……もしお前が勝てたらこの海軍施設からこっそり解放してやろう。だが負けたら……お前は一生牢屋の中だ。いや、お前ほどの犯罪者なら、死刑かもな?」
「それで、賭けの内容は?」
ロビンはひとまずその賭けの本題へと話を進める。
「内容か? 簡単だ。今から我々のくすぐり責めにお前が降参せずに耐えられたらお前の勝ちだ。海楼石を外して裏ルートから解放してやる。だが、降参したらお前の負けだ」
「あら、シンプルで良いわね。その賭け、乗らせていただこうかしら」
内心自信はなかったが、今はこの賭けに乗るほかなかった。
それもそのはずである。
今は敵である海軍の施設の中、そして両腕には海楼石の手枷。
とてもではないが逃げ出すことは不可能である。
今はこの賭けに乗ること以外、ロビンに道は無かった。
「じゃあ成立だなw おいお前ら準備はいいな?」
「「おう!!」」
「ではスタートだ。せっかくだしカウントダウンでもしようじゃないかw」
そういうと、一人の海兵はゲーム開始のカウントダウンを始める。
「じゃあ行くぜ? 10、9、8、7、6……」
海兵のカウントダウンからすでにロビンの心理は揺さぶられていた。
くすぐられることの辛さは先程で身にしみていたロビンに精神的な余裕などなかった。
あのくすぐり責めが続けば自分は降参してしまうのではないか。
そんな考えさえ脳裏を掠めたのだ。
「5、4、3……」ニヤリ
カウントダウンが0に近づいてきた時、海兵たちは意味深な笑みを浮かべた。
「2……」
と2をカウントしたその時だった。
3人の海兵の指が一斉にロビンの身体を這いまわり始めたのだ。
0までの残り時間に備えていたロビンにとっては正に突然の不意打ちだった。
「ひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!? ちょ、ちょっと!? あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
ロビンはこの突然の刺激に耐えられるはずもなく、身体を震わせて笑い転げた。
「ま、まだ終わってなぁっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! あはははぁっひぃっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
「これが大人の遊び方じゃねーか(笑)」
「そ、そんなぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! いやぁははははははははははははっ!!」
不意打ちに対するロビンの抗議も虚しく、ただひたすら笑わされ続ける。
一人の海兵はロビンの腋の下を細かくこちょこちょとくすぐってくる。
「きゃっはっはっはっはっはっはっはーっ!! わ、腋はっ!? いやぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
「お? 腋が弱点なのか? フヒヒ!! 徹底的にくすぐってやるぜ!!」
「いやぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! だ、ダメっ!! だめっへっへっへっへっへ!! うひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
普段のロビンからは考えられないほどの甲高い笑い声が響き渡る。
そんなロビンの様子からも彼らの復讐が上手く機能していることがうかがえる。
また一人の海兵はロビンの脇腹をグニグニと絶妙な力加減で揉みしだいてくる。
「ひっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁーっひひひひひぃっくっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
「ココはどうだ? こっちは? ウヒヒヒ!!」
海兵の指はロビンの脇腹を執拗に揉み続けるうちに、偶然にもロビンのツボへと押し込まれた。
「ひぃぎぃっひいひいっひひひひひひひぃ!?」
その瞬間、ロビンは壊れたような奇声をあげて身体をくねらせた。
「お、ココかぁ!! ココがダメみたいだなぁ?」
海兵の指はロビンのツボを集中的に責め始める。
「うっひひひひっひゃはっはっはっはっはっはっは!! そ、そこはぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁっひひひひひひぃっぐひひひひぃ!! うひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
ロビンの尋常ではない反応を見て、足の裏を責めている海兵も次第にギアをあげていく。
ロビンの足の裏の筋に沿ってカリカリと爪を立てて刺激してゆく。
その刺激に反応するようにロビンは再び身体を大きくくねらせる。
「なぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!? あ、足もだめっ!! あひゃひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぃひひひひひぃっく!! きゃぁっははははははははははっ、うひひいぃうっくっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
「オレも負けちゃいられんからな。どうだニコ・ロビン!! 苦しめ!! 笑えー!!」
「うきゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! いひひひぃっくひひひひひひぃ!! くっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
ロビンはこの全身への刺激に早くも限界を感じ始めた。
このまま耐え続けるのなど到底無理だった。
そもそもここまでくすぐったいと感じたのも初めてだったロビンは自身の限界を計ることができなかったのだ。
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! うひゃはひゃはひゃはひゃはひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! も、もうだめーっへっへへくっひひひひひひひっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
「どうだ? もう限界か? だったら早く降参しちまうことだな!!」
3人の海兵はそれぞれ緩急をつけながら的確にロビンの弱点を突いてくる。
3人の余裕そうな表情とは対照的にロビンの表情からは限界が読み取れた。
眼にためた涙が頬を伝い、口からはだらしなく唾液が垂れている。
身体はヒクヒクと痙攣させながらひたすら笑い転げているのだ。
「これが本当にあのニコ・ロビンか?」
「本当に気分が良いぜ!!」
「あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! いっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! あ、あたまが!! おかしくなりゅーっふふふふふひぃひひひひっくっくっくっくっく!! うひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
次第にロビンは頭が真っ白になっていった。
もうロビンは何も考えることのできない、ただひたすら笑い続けるだけだ。
くすぐられることの反動に笑い悶える。
それしか出来なくなってしまっていた。
「きっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! やーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! あははははっ、いひぃっひっひっひっひっひっひっひっひ!! くっひひひひひひひぃっくっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
ただ、ロビンの心の奥底では、まだ微かな自我が残っていた。
海楼石さえ外れれば――
能力さえ使えれば――
たらればを並べてしまえばキリが無い。
だが、ロビンはこの賭けに乗ったことを激しく後悔した。
なぜなら自らこの賭けに負ける判断を反射的に下してしまったのだから。
「あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! わ、わかったからぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! こ、こうさんっぃひひひひひひひひひひひぃーっくっはっはっはっはっはっはっはっは!! こ、降参します!! うひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
どんな地獄に落とされるのか。
それが解らないだけ危険な判断であったことはロビンも承知だった。
だが、今一番の地獄はこのくすぐり地獄なのだ。
ロビンはとりあえずこの刺激から逃れる選択をした――はずだった。
「なんだって? 聞こえんなー」
「あぁ、何か言ったのかニコ・ロビン」
「聞こえなかったなぁ(笑)」
「ひゃぁーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!? こ、こうしゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはん!! こうしゃんっへいっへるのにぃっひっひひひひひひひひひぃいいい!!」
ロビンは必死で降参の意思を叫び続ける。
だが、海兵たちはまるでそれが聞こえていないかのように指を止めることは無かった。
この時、ロビンは気がついた。
元々、彼らにくすぐりを止める意思は無かったことに――
ただひたすら復讐と暇つぶしのため、彼らの欲望のままにくすぐられていたということに。
それに気がついたとき、ロビンはすでに壊れていた。



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  1. 2015/04/23(木) 23:21:28|
  2. リクエスト小説
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『図書委員の罠』

『図書委員の罠』



ここ木海(こっかい)学園高等学校は、将来的に生徒による学校風紀の取り締まりが行われることを一般化することを視野に入れた政府の政策の先駆けとして設立されたモデルスクールである。
故に、学校の規則の制定、平和維持、処分決定は基本的に学生会によって行われている。
もちろんモデルスクールというだけあって、現段階では不足部分は教員によって補助されているが。
学生会は、毎年15名が立候補、推薦などを経て不信任投票、選挙といった通常の生徒会選挙のシステムによって選定される。
学生会では、校則の制定、改定や、学生の処分の決定、治安の維持を目的に活動を行っている。
そんあ学生会で本日、新たな学園法が可決された。
今年の学生会長、青羽 学人(あおば がくと)により、本日から『くすぐり刑に関する学園法』の公布、施行が決定されたのだ。
『くすぐり刑に関する学園法』は、主に生徒に対する罰、処分の1つとしての制定だ。
簡単に説明するとこうなる。
・退学、停学に相当する処分の回避として、くすぐりによる人格矯正プログラムの習得が認められた場合それらの処分の撤回を可能とする。
・くすぐり刑は学生会の認可の元、刑執行対象生徒にのみ執行が可能であり、それ以外は刑の執行は認められない。
・くすぐり刑の執行に相当する事案の判断は学生会会議によって決定される。
など、他にも細かに内容が規定されている。
つまりは、生徒に対する処分の1つという括りである。
ある日、この『くすぐり刑に関する学園法』、通称『くすぐり法』を活用する事案が発生した。
これはその事案を元にした物語である。


私の名前は皆本 奈央(みなもと なお)です。
あの日の放課後、私はいつも通りに図書委員の当番で図書室で本の貸し借りの窓口に座っていました。
いつもと何も変わりのない、そんな日でした。
しかし夕方になると、図書室内に図書委員男子全員が乗り込んできたのです。
その中には図書委員長の濱野くんの姿がありました。
濱野くんは不敵な笑みを浮かべると一枚の紙切れを私の目の前に差し出してきた。
「これが何だか解るか?」
私は差し出された紙切れに目を通した。
『処分通知状
対象生徒 皆本 奈央
以上の生徒は、昨日、図書室内に於いて学園の所有物である図書の一部を故意に破損させたとして処罰の対象とする。
処分はくすぐり刑であり、執行権限は図書委員に委ねる。
刑の執行は『くすぐり刑に関する学園法』に基づくものとする』
「こ、これって!?」
「そう、皆本に対する刑の確定通知だ。一緒に『くすぐり室』に来てもらおうか」
濱野くんがそういうと、周りの男子委員5人が私の両腕を引っ張って連行しようとする。
「ちょ、ちょっと待ってよ!! 私、こんなの知らないよ!?」
私は濱野くん達に抵抗するように逃げようとした。
その時だった。
「君の主張はくすぐり室でゆっくりと聴かせてもらうよ」
「学生会長!?」
私は突如目の前に現れた会長に驚きを隠せません。
「皆本さん、これは学生会の決定通知だからね? もし、君がこの通知に反する意を見せるのならば……解っているね?」
「……はい」
何とも言わせない、そんな圧倒的な威圧感を感じた。
これが学生会の長である青羽会長なのだ。
表情一つ変えずに私を見つめる青羽会長のプレッシャーに私は即行折れ、無実を証明するためにくすぐり室への同行に従うことにしました。
私たちがくすぐり室につくと、そこには大勢の人だかりが出来ていたのです。
「さぁ、みんな情報は出回っていると思うが、今回新たに導入された学生法の見学会が今から行われる。今から抽選を行うから、当選したもの100名だけがくすぐり室での見学を許可される。残りの生徒は各教室のモニターで放送される刑執行の映像を見てくれ」
青羽会長がそれだけ言うと、集まっていた数百人の生徒が抽選の列を連ねた。
私達はその横をすり抜けて一足先にくすぐり室の中へと入った。
くすぐり室の中には青羽会長以外の学生会メンバーが保々全員集合していた。
私はここで少し不安に思ったことを口にした。
「あ、あの……見学会ってどういうことですか?」
「そのままの意味だ。この新法案を多くの生徒に身近に感じてもらい、刑の制度を理解してもらう……そのための見学会だ」
「つまり、私の……くすぐられている姿を多くの生徒に見られるって事ですか!?」
「いや、別にみんな君を見るわけではない。刑の執行を見学しにくるだけだよ」
そういうと、青羽会長は学生会のメンバーを引き連れて壁際へはけた。
「まぁ、ここから先は僕たちは関われないからね。刑の執行権は図書委員会にあるわけだし……ね?」
「えぇ、そういうことですね。さぁ皆本、この磔台の前に立ってもらおうか」
青羽会長から目配せを受けると、濱野くんは私に指示を出す。
私は無実を証明するためにここに来たのだ。
でも、それを言い出すきっかけが一切与えられませんでした。
私は仕方なく磔台の前に立つ。
すると、他5人の男子委員たちが私の身体を磔台に固定していく。
あっという間に私の体は十字の形に固定されてしまった。
「さぁ、開演時間だ」
青羽会長がそういうと抽選に当選したと思われる生徒たちが一斉にくすぐり室へと侵入してきた。
ざっと見ると確かに100人はいた。
だが女子の姿はありません。
10割男子です。
「では、これからくすぐり刑の執行へと移ります。受刑者は2年C組 皆本 奈央。図書室内にある学園の所有物の図書を故意に破損させた罪でくすぐり刑が確定しています」
学生会員の一人がこう読み上げると、そのまま私に目線を移した。
「皆本さん。刑の執行の前に何か言いたい事はありますか?」
思いもしなかった無罪証言のチャンスが訪れた。
私はすぐさま口を開く。
「私は無実です!! 図書室の本を破損させていません!! 例え破損させたとしても、それを故意に行うことなんて絶対にありません!!」
「……それでは刑の執行に移ります。図書委員長 濱野 浩太 以下5名の委員、お願いします」
「ちょっと!? 話を聞いてください!!」
私の主張など耳にも入れず、無情にも刑の執行が始まる。
「覚悟しろよ皆本」
濱野くんを先頭に計6人の男子が私に近づいてくると、一斉に私の身体中に指を通わせ始めた。
私は身体中に広がるくすぐったさに声を上げて笑った。
「ひゃぁああんっ!? いやぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! きゃぁっははははははははははははーっ、や、やめてぇーっひゃははははははははは!!」
私の身体に一斉に放たれた60本の指は私の耳、首筋、腋の下、胸、お腹、太腿、内股、膝とあらゆる部分を蠢いている。
その不規則な動きから送られているくすぐったさに私は耐えることもできない。
「ひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! お、おねがいぃっひやっはははははははぁーっ!! やだぁっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
ひたすら笑い続ける私の姿を100人の見学者たちは楽しそうに覗いている。
そしてもう一つ、私の目の前には大きなカメラが用意されている。
恐らく今、私のこの姿がこのカメラに収められリアルタイムで校内に放送されているのだろう。
それを考えただけでも恥ずかしくてたまらなくなる。
「どうだ皆本? 反省する気になったか?」
そんな私に追い打ちをかけるように濱野くんが私の様子をうかがってくる。
「きゃははははははははっ!! は、はんせいなんてぇっっひぇへっへへへへっ!! わ、わたししてなぁいもんっ!! ひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
「してない? 今更そんなウソが通用すると思っているのか?」
「!? う、ウソじゃなぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! ウソじゃないよぅっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
「ウソつきにはもっとキツい罰が必要だなぁ?」
そういうと濱野くんは私の腋の下を思いっきりくすぐってきました。
「ひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっは!? だめぇ!! やだぁっはっはっはっはっはっはっはーっ!! そこはやだぁーっ!! くすぐったぁっはっはっはっはっはっはっはいぃひひひぃ!! くすぐったぁーいっ!! きゃぁー!! やぁーっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
私は腋の下に一気に迫ってきたくすぐったさに身体を捩って笑い悶える。
こんなくすぐったさは絶対に我慢できなかった。
そんな私の姿を見て、見学者たちからは歓声が上がった。
「もっとやれー!!」
「もっとくすぐれー!!」
そんな心ない声に私は悔しさがこみ上げた。
「やめてぇー!! やめてよぅひゃはははははははははっ!! こ、こんなのぅおかしぃっひゃははははははははっ!! きゃぁーあぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
「おかしい? 反省しない皆本が悪いんだろ?」
濱野くんは少しニヤリと笑うと、私をくすぐっている他の委員に目配せをしました。
すると、濱野くん以外の50本の指も一斉に私のツボを的確にとらえ激しくくすぐってきました。
「きゃぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!? だめぇっひゃっははははっ!! くしゅぐったぁっはっはっはっはっはっはっはっはーいぃひゃひゃひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁああああひひひひひぃっくひゃはははははははは!! うにゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
全身から伝わってくるくすぐったさはあっという間に私の感情を支配し、笑いに変換させてくる。
笑いすぎて私は眼から涙を流し、力の抜けた口元からは涎が垂れてくる。
笑いすぎてもうお腹は痛い。
でもくすぐったさは止まらないのだ。
「ウソつきの皆本、もう認めちゃえよ? 本を破ったのは私ですってな」
「きゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! やぁっはっはっはっはっは!! やぁははっやってなぁっはっはっはいぃっひひひっ!! やってにゃいもんぅっひゃっはっはっは!!」
「お前も強情だなw じゃあこうしてやる」
6人は一旦くすぐる手を止めると、私の制服をハサミで切って脱がせ始めたのだ。
「きゃぁ!? な、なにするの!? やだ!! やめてよ!! いやぁー!!」
私はあっという間に下着姿にさせられてしまった。
室内にいる約100人の人々の目の前で、モニターを通しての不特定多数の人々の前でのこの状況は私にとって地獄のようだ。
みんなの目の前で下着姿にされてしまったのだから……。
「そんでお次はコレだ」
そう言って濱野くんは私の目の前にローションをチラつかせた。
「え、それ使うの? だめ、やだ……そんなの使われたら……」
絶対にくすぐったくて気絶してしまう。
そう思いました。
しかし、私の制止など気にも留めずに彼らは手にローションを広げ私の肌へと滑らせてきました。
「ひゃぁっひひひひひぃっ!?」
ローションを帯び、滑りやすくなった彼らの指が凄まじいスピードで私の肌を滑って行く。
そのくすぐったさに私は大きな悲鳴を上げた。
「いやぁーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! やだぁーっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
地肌になったからか、それともローションが加わったからか、私の感覚は今までにないほど敏感なものに変わっていました。
「早く白状すれば楽になるぜ?」
濱野くんは私を見下すような目で見ながら楽しそうに指を動かしてくる。
「ひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! な、なんどもいってるじゃないぃっひひひひひぃーっ!! わ、わたしはぁっはっはっはっはっはっはっはやってにゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはいのぅ!!」
「へぇー? まだウソつくんだ? じゃあもっと強くしちゃうよ?w」
そういうと6人は一斉に私をくすぐる手を強めた。
全身に広がるくすぐったさに私は更に支配される。
「うひゃぁひゃひゃひゃぁーっひひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! ほ、ほんとでゃっへぇーっひひひぃっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! いやぁーっひひひひひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっひぃひひひひひっくっひぃーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
くすぐったさに全身を支配され、私はひたすらこの刺激から逃れようと無実を訴える。
だがその言葉は一切受け入れられず、私は絶望に打ち付けられた。
その時だった。
私は重大な事に気がついたのだ。
(ひぃ!? あ……と、トイレに行ってない……)
そう思うと急にムズムズし始める。
そして突然に尿意が湧き始めたのです。
私の意識は確実にそちらに向き始めました。
「ひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! ひぃっ!? あっ、ひぃーっくっひぃ!! あぁっはっはっは!! いひぃっくっくっひぃひひ!!」
そんな私の変化を感じたのか濱野くんは私に、そして室内に聞こえるように大きな声で言った。
「おい皆本……なんか様子が変だな? もしかして……トイレを我慢してるのかw」
「っひぃ!?」
「どうやらそのようだなぁ?」
私の意識をあっさりと言い当てると濱野くんは私を追い詰め始めます。
「このままくすぐり続けたらどうなっちゃうかなぁ?」
「ひひぃっくっひひひひひぃ!? そ、それはぁっひひひひぃ!! あぁっひぃいひひひひひひ!!」
「このままだと大勢の観客の前で……ってこともあるかもなぁ?」
「ひっひひひひひっくひゃぁっはははっひぃひひひぃっくっはっはっはっひぃっひひひひっ!!」
「例えば……こうすると?」
濱野くんは一瞬、私の脇腹のツボに指を差し込み震わせてきました。
「ひぃっひゃぁぁああっはっはっはっはっはっはぁんっ!? あ、あぁ……」
私は一瞬の凄まじいくすぐったさに尿道が緩んでしまう。
「ちょっと出たなぁ?」
「ひぃ……」
私は恥ずかしさと悔しさで笑っていた時とは違った涙が溢れ出てきました。
「おいおい泣くなよ? もし自分の罪を認めたらくすぐるのを弱めてやってもいいんだぞ?w」
私は今、究極の選択を迫られていた。
自分の無実を捨て、危機から逃れるか。
無実を取り、羞恥を晒すか。
「わ、たしは……」
決まっていた。
「私が……やりました……」
ここで恥をさらすわけにはいかない。
その気持ちがわずかに上回ったのです。
「そうか……犯人はやはり皆本、お前だったのか……じゃあ」
次の瞬間、私の予想しえなかった事態が起きた。
濱野くんは再び私の脇腹のツボに指を食い込ませてきたのだ。
「ひぃっひゃはっはっはっはっはっはっは!? ど、どぉしてぇ!?」
「犯人にはお仕置きをしないとなw よし、お前らやれ!!」
濱野くんの掛け声で、今度は私の尿道を揺さぶるように緩急をつけたくすぐり方で私を責め始めたのです。
「ひぃっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁーっひぃっくひひひひっ!! ふぃっひひひひぃ!! みゃーっひゃっひゃひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁああああっひっひひひひひひぃうにゃぁっひゃっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
「さぁ、お前には盛大に漏らしてもらおうかw」
濱野くんの狙い通り、私の足にはゆっくりと暖かな感触が流れ込んでいく。
「ひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! あぁーっひひひひぃひゃはははははは!! あぁっひひひひぅっひゃやぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! あ……あぁ……っひぃ!!」
そんな私の姿を見て室内からは歓声が上がる。
「よしもっとやれー!!」
「あーあー漏らしちゃったぁー(笑)」
心ない声に私は酷く傷つけられる。
私は床に水たまりを作ると、そのまま力が抜けたように首を折った。
「皆本、漏らしたな? なら今度は漏らした罰を与えないとな?w」
そう……これで終わりではなかったのだ。
再びこれでもかと言うように私の身体を這いまわる指に私は笑わせられ続ける。
「きゃぁーっひゃひゃひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! も、もうやらぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! だ、だれかぁーっひっひっひっひぃひひひ!! だれかたしゅけへっぇっへっへっへっへっへっへっへっへー!! うひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
終わり無いくすぐったさに私はこの後数時間苦しめられることとなりました。


後日、学生会では――。
「青羽会長、先日はありがとうございました。まさかあの皆本をくすぐれるなんて……夢のような時間でしたよw」
「生徒のための学生会だ。当然だよ濱野図書委員長」
青羽は濱野から封筒を受け取るとそっと制服の内ポケットにしまった。
「これは、お礼ということで」
「あぁ、図書室の平和を守った学生会への寄付として……だね?」
「これからもよろしくお願いしますね青羽会長」
「あぁ。これからも――」
そこには満足そうに校舎を眺める青羽の姿があった。



  1. 2015/04/21(火) 00:16:17|
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『スタディートラップ』

『スタディートラップ』

『ToLoveる』 ―リクエスト―



「ということで、来週のテストの点数次第では、土日も登校してもらうことになるからな」
教壇の上から放たれた開戦宣言に2-Aの生徒たちは不満の声を上げた。
リトもそのうちの一人であった。
週末のこの日、日本史の授業での出来事だ。
担当教員の提案により、来週に日本史の小テストが行われることになったのだ。
といえど、ただの小テストではない。
不合格になれば土日の連休がパーになるのだ。
この土日、リトには予定があった。
そう、クラスメート友人とプールに出かけると言う予定が。
それ故にリトは頭を悩ませていた。
自分の学力で合格する事が出来るのか……と。
それを思ったのはリトだけではなかった。
「結城くん、私も協力するから頑張ろう?」
「私も協力するわ。こ、これはあなたのためじゃなくてみんなのためなんだから!!」
授業が終わると頭を抱えるリトの席に春菜と唯が現れたのだ。
そう、彼女たちもプールに出かけるメンバーに含まれていた。
「西蓮寺、古手川……ありがとう」
「そういうことなら私らも手伝うよ」
彼らの話を聞いていたのか、そこに里紗と未央も現れた。
「……籾岡って勉強できたっけ?」
「いいじゃんオモシロそーだし」
リトの素朴な疑問は誰しもが思ったことだったが、里紗は軽く流した。
「ごめんねリト。私は用事があって手伝ってあげられなくて」
「いや、気持ちだけでもうれしいよ。ありがとなララ。それに籾岡と沢田も」
かくして、放課後にリトの家でリト、春菜、唯、里紗、未央の5人での勉強会が開かれることになった。
勉強会の目的はもちろんリトのテスト合格、そしてプールである。
その目的を前に彼女たちは心を鬼にしてリトに日本史を教え始めたのだが――。
「じゃあ結城くん、まずはこの問題ね。『呪術的な意味から作られたと考えられている女性をかたどった土製品は何?』」
「え、えっと……」
リトは春菜の出題に頭を抱えて考え始める。
「は、埴輪?」
「答えは土偶よ」
ため息をつきながら唯は答えを教えると、そのまま次の出題を始める。
「じゃあ次ね。『熱湯に手を入れて手が火傷するかどうかで裁判の真偽を確かめる方法を何というか?』」
「うぅ……えっと……ね、熱湯コマーシャル?」
「結城くん……答えは盟神探湯だよ」
「くかたち?」
春菜の言葉にリトは疑問符を浮かべる。
「結城頑張れー」
「そうだそうだがんばれー♪」
里紗と未央の言葉を背に受けながらこの後も数問に答えたリトだったが……。
「ここまで24問中3問しか正解ではないわね……次でラストよ?」
「は、はい」
唯の冷ややかな視線に己のみじめさを感じたリトは最終問題に備えて耳を傾ける。
「『桓武天皇が設けた国司の不正など地方行政を監視する役職を何というか?』」
「……守護職?」
「はぁ……これはね――」
「リト、これは勘解由使だよ?」
唯がリトの答えを訂正しようとした瞬間、リトの部屋のドアが開き、美柑が入ってきた。
美柑の手には紅茶とクッキーがのせられたトレーが握られている。
「さぁみなさんお茶でもどうぞ」
そういうと美柑は手際よくテーブルにティーセットを並べていく。
「ありがとう美柑ちゃん」
「へぇー良く出来た妹じゃん」
「結城とは大違いね」
「本当に兄妹なのかしら?」
「うぅ……」
それぞれが各々の感想を述べると紅茶に手を差し伸べる。
「そういえば美柑、さっきの問題良くわかったなぁ」
リトは思い出したかのように美柑を見た。
「まぁ、個人的に勉強してるからね」
美柑はそういうと、そのまま立ち上がる。
「それじゃあ私はこれで」
「ちょっと待って。せっかくだから美柑ちゃんも一緒に結城の勉強見てやってよ」
「おっ、それ名案じゃん」
里紗と未央は立ち去ろうとする美柑をそういって引きとめると美柑も「せっかくだから」と再び床に座った。
こうして一行は美柑を交え6人での勉強会を始めた。
「というかさー結城。私思ったんだけどさー」
「ん? 何だ籾岡?」
「頭で覚えられないんだったら……カ・ラ・ダで覚えれば良いんじゃない?」
「はぁ!?」
「だからぁ要するに……こうするわけよ」
里紗は素早くリトに近づくと、どこからともなく手錠を2本取り出し、リトの両手首、両足首に括り付けてリトを拘束してしまった。
「そんで、こうよ」
里紗は手足の自由が利かなくなったリトをそのままベッドへと転がした。
「ちょっと籾岡さん!! 一体何をするつもりなの!?」
「そうよ里紗!!」
唯と春菜の抗議に目もくれず里紗はベッドに仰向けに寝かせたリトの腰を跨いで座る。
「まぁまぁ。じゃあ結城、問題ね」
「このままでか!?」
「いいからいいから、『承久の乱の後、佐渡に流されたのは誰か?』さぁ答えて」
「え、えっと……ご、後鳥羽上皇?」
「ぶっぶぅー。それは隠岐に流された人。佐渡に流されたのは順徳上皇でしたぁーということで」
里紗は待ってましたとばかりにリトの身体に手を這わせる。
「間違えたら罰ゲームって事で♪」
「ちょっ!? そんな話聞いてないぞ!?」
「言ったじゃない。身体で覚えれば良いって」ニヤニヤ
「ちょっと籾岡さん!! ハレンチなのは――」
「大丈夫だって。罰ゲームと言ったら……やっぱこれでしょ?」
そういうと里紗はリトに這わせた指をゆっくりと動かしてリトの上半身の上を滑らせ始める。
突然の出来事にリトは「ひぃ!?」と悲鳴を上げると、そのまま笑い転げる。
「ぎゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! ちょっとまったぁーっひゃはははははははっ!!」
「どうよ結城ぃ~罰ゲームをつければ身体で覚えられるでしょ?」
「あーっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! や、やめろぅっぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
「と言うことで、今から結城が正解を間違えるごとに、くすぐる人が一人ずつ増えていくってことで♪」
里紗はリトをくすぐっていた指を止めると、周囲に目を配った。
「ココにいるのは私の他に春菜、古手川さん、未央、美柑ちゃんの5人……つまり、最大で50本の指が結城の身体を這いまわることに――」
里紗の言葉にリトは思わず震えた。
そう、実際に自分の身体を50本もの指が這いまわったらどのようなことになってしまうか。
そんなリトの気持などお構いなしに、この罰ゲームありのリトの日本史クイズショーが開幕する。
「じゃあまずは私から、問題、『ヤマト政権で地方の豪族が任じられたのは何?』」
「ご、ごーぞく……」
「さぁ、早く答えなさい♪」
問題を出した里紗は指をワキワキ動かしながらリトに見せる。
「えっとぉ……」
「はい結城、時間切れー♪ 正解は『国造』でしたぁーということで……」
里紗は再びリトの腋の下付近に手を這わせる。
「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~」
「ぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
リトは里紗のくすぐり攻撃に激しく身を捩った。
腋の下を刺激する里紗のテクニックはまさに上級者ものであった。
「さぁ~まだまだ始まったばっかだかんねぇ?」
「うひゃひゃひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! わ、わかってるってっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
「じゃあくすぐられながら次の問題行ってみようか」
「あははははははっ!! こ、このままかーっ!? うひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
「じゃあ次は私から問題でぇーす『荘園領主に収める年貢とは別に地頭が農民から徴収する米のことを何と言うか?』はい、お答えください♪」
続いての出題者は未央だ。
リトは里紗にくすぐられながら未央の問題に頭を回す。
先程のように答えなければ時間切れとしてアウトになってしまう。
リトは例え自信がなくとも答えるつもりでいた。
「ぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! ね、ねんぐまぁいぃっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
「はい残念♪ 正解は『加徴米』でしたぁーはい、結城罰ゲーム~」
未央は里紗と同じようにリトに手を近づけていく。
そしてリトの足の裏を捕らえると、そのままリトの足の裏をこちょこちょとくすぐり始めた。
「こちょこちょ~♪」
「ぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! くすぐったぁっはっはっはっはっはっはっは!! や、やみゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
「お、足の裏も結構効くみたいだね?」
「結城カワイー(笑)」
リサミオの攻めに圧倒されながらもリトは何とかくすぐりに耐えられていた。
まだ、問題に思考を向けることは出来たのだ。
だが、正直これ以上は厳しかった。
そして無情にもその限界を迎えることとなる。
3人目の出題者は美柑だ。
「うーん、じゃあ簡単なのにしてあげる。『邪馬台国の記述がある中国の書は何?』」
「あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! しょ!? はっはっはっはっはっはっはーっ!! そ、それ簡単なのかぁーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
リトは腋の下を這いまわる里紗の指、足の裏を蠢く未央の指の感触に笑い悶えながらも何とか正解を考える。
だが、リトの頭にはさっぱり何も浮かんでこない。
「ダメだよーリト、ちゃんと勉強しないと? 正解は『「魏志」倭人伝』。じゃあリト、罰ゲームだよ?」
そういうと美柑はリトの脇腹に手を伸ばし、揉みほぐすようにくすぐり始める。
「ぎゃーっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
遂にリトの身体に放たれた30本目の指にリトは感情を支配される。
どうしようもないくすぐったさにリトはひたすら笑い転げた。
「リトの弱点はやっぱココだよね~♪」
「ぎゃーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! く、苦しぃっふっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
「へぇー結城の弱点は脇腹だったのか」
「は、早くっ!! 次ぃっふっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
リトはこの地獄のような時間を早急に終わらせるべく、必死に出題を振った。
そんなリトの気持ちを察したのか、すぐさま春菜がそれに反応し、口を開いた。
「あ、うん。じゃあ問題です『寄進地系荘園が生まれた頃、耕作の請負人のような役目をした有力農民のことを何と言うか?』」
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! の、のーみん!? くっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! そ、そんちょーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
「えっと、正解は『田堵』です。……ご、ごめんね結城くん?」
そういって春菜がリトの身体に手を伸ばし始めたその時だった。
「ちょっと待って春菜。このまま普通にくすぐっても面白くないしさ~コレ使おうか♪」
口をはさんだ里紗がバッグから取り出したのは羽やブラシ、ローションだった。
その用意周到さに唯と春菜は疑惑の視線を里紗に向けた。
「ちょっと籾岡さん!? なんでそんなものを持ち歩いているのよ!?」
「……もしかして里紗……」
「まぁまぁ!! これも結城の学力向上のためだし、細かいことは気にしないで……さぁ」
そういうと、里紗はリトのワイシャツのボタンをはずし始めた。
「ちょっ!? 籾岡!?///」
突然の出来事にリトは顔を真っ赤にして反応する。
「直に肌をくすぐった方が結城も罰ゲームって感じがするでしょ?」
里紗はリトからワイシャツをはがし取ると、そのままローションをリトの腋の下に塗りつける。
「わひゃぁ!?」
腋の下に突然広がる冷たさにリトは大きく反応を示した。
だが、次の瞬間、リトの注意は冷たさからくすぐったさへと変換された。
「ひぎゃぁーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!? な、なんだぁこれぇーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
ローション越しに直接肌へと伝わるくすぐったさはリトの想像をはるかに凌駕したものだった。
「どう結城ぃ~くすぐったいでしょ♪」
「や、やみゃぁーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
「うわぁ~結城すっごい反応。じゃあ私も♪」
里紗の攻めに激しい反応を見せるリトの様子を楽しそうに眺めると、未央も早速ローションとブラシを手にリトの足の裏を刺激し始める。
足の裏にローションをまんべんなく染み渡らせると、そのままブラシをすべらせる。
「わひゃぁっひゃっひゃっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! くすぐったぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! あ、足もだみゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
「うわぁ~くすぐったそぅ……でも手加減はしないからねリト♪」
続いて美柑もリトの脇腹にローションを伸ばし、そのまま爪で引っ掻くようにくすぐり始める。
「ひぃっひっひひひひひひっひぃぎゃぁーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
リトは先程までとは比べ物にならないほどのくすぐったさに身体を捩って笑い悶える。
「さぁ春菜も早く結城をくすぐって」
「さぁさぁ」
リサミオはそう言って春菜を急かすと、春菜は羽を手にしてリトの頭の上あたりに膝をついた。
そして手にした羽を駆使してリトの耳元をこしょこしょと刺激していく。
ふわふわとした羽の毛先から送られてくる繊細な刺激はリトをあっさりと陥落させる。
「ひぃぎゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! ちょ、ちょっとまったぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
リトはあまりのくすぐったさに首を横にブンブン振って刺激を逃そうとするが、耳以外の場所から送り込まれてくるくすぐったさの前では何の意味もなさなかった。
「じゃあラストは古手川さんね」
「はぁ……解ったわよ。じゃあ結城くん問題よ。『「論語」や「千字文」などを伝え「漢字」を伝来させたのは誰か?』。まぁ、このくらいは答えられて当然だろうけど」
「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃっひぃっぐっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! うひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!!」
リトはこの時、すでに問題に集中できなくなっていた。
全身に送りこまれてくるくすぐったさに耐えきれず、問題に思考を巡らせることなど不可能であった。
「……時間切れのようね。正解は『王仁』よ。……ちょっと、そろそろやめてあげないと結城君が……」
「ひぎゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっ!! ふぃっひひひひひゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
唯はさすがにリトがくすぐられすぎて回答できないことに気づき、4人に解放を求めた。
「でもルールはルール。規則は規則よ? はいじゃあ古手川さんも一緒に♪」
「うぅ……それを言われると……ごめんなさい結城君」
唯はリトの太腿をそっとくすぐり始める。
「うぎゃぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁーっひぃっひゃはひゃひゃひゃひゃひゃひゃはひゃはひゃひゃひゃひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
今更一か所くすぐられる個所が増えたところでリトには何の影響もなかった。
何故ならリトの限界はすでに達していたのだから。
「ひぃぎゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはーっひっくぃっひゃっはっはぎぃっひっひっひっひっひゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁーっ!!」
リトの部屋にはこの後1時間ほど笑い声が響いていたという。



  1. 2015/04/13(月) 22:54:51|
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